- Naturehikeのワンポールテント「ブライテン6.4」について詳しく紹介!
- TOMOUNTのワンポールテント「ベルテント」との違い
- 「ブライテン6.4」の組み立て方
Naturehikeブライテン6.4とTOMOUNTベルテント
両者のテントに違いは?
テントの内容的に、どちらを購入しても変わらないでしょう。
ブライテン6.4の特徴
Naturehikeブライテン6.4とTOMOUNTベルテント、実際どんな点が似ているのか「Naturehikeブライテン6.4」の特徴からチェックしてみましょう!
壁に開閉可能な4つの窓
マジックテープで付いているので、簡単に開け閉めすることができます!

立ち上がっている壁に4箇所ずつ窓が付いています。窓のスペースいっぱいに、窓が設置されていますね。

壁テント内で開閉できる上部通気口
上部の通気口とつながっている紐があるので、テント内で上部通気口の開閉ができます!また換気だけでなく、日中は明かりを取り込むこともできるでしょう!

夏:風を取り込んで涼しく過ごすことができる。
テント内で調理した際の煙やニオイを逃してくれる。
冬:エアフローを調節して、石油ストーブ使用時の換気をおこなう。
テント内で調理した際の煙やニオイを逃してくれる。
窓や通気口が豊富
壁4箇所、上部通気口、扉部分にも開閉可能な大きな窓があります!

ポリコットン製のテントは、風(外気)を通しにくいという特徴があります。
料理の煙や石油ストーブの換気など、空気を入れ替えたい!と思うタイミングで、しっかり換気できる量の窓や通気口があるのでストレスなく使えそうです。
フライシートはポリコットン、床はPVC
フライシートはポリコットン製、床はPVC製です!


PVCとはポリ塩化ビニルというビニールの仲間です。プールの素材にも使われているので、丈夫で耐水性のある素材です!
少し湿った地面でも、グランドシートなしで水を通すことなく快適に過ごすことができます。

プールなどのPVC素材の穴を修理するためのキットは数多く販売されているので、ウッカリ穴を開けてしまったときも安心です。
YKKファスナー
YKKのファスナーが使用されていて、開閉がスムーズです!

付属ペグが丈夫
付属のペグで1度地面に刺すと曲がってしまうものもありますが、ブライテン6.4の付属ペグは丈夫です。
こんな感じでグ〜っと力を入れても・・・

大丈夫!

前後に出入り口を作ることができる
状況に合わせて、前後の出入り口を作ることができます!

テントの出入り口を動かしたいな〜って思ったときに、前後に出入り口があると簡単に動かすことができるので便利です。人の多いキャンプ場に行った時に、役に立つのではないのでしょうか?
フライシートにロップが付属
ロップが付いているので、テンションがかけやすくなっています!

テンションの調節がロップでできると、簡単にピッシっとしたテントを設営することができます。テンションが弱いとテントが弛んで、見栄えがよくありません。
大きなテントでも収納しやすい付属の収納袋
収納袋の上部がガバっと開くので、おおまかに畳んだテントも収納しやすいです。

テントをまとめるバンドも付いているので、収納時ぐちゃぐちゃにならないようになっています。上部が開いているので、1人で収納するのも簡単にできました!
グランドシート付属
ネイチャーハイクのテントあるある、グランドシートも付属しています。

PVC製の床が厚手で耐水性のあるものなのでグランドシートはいらないかな・・・とも思いましたが、砂利が多い場所などではグランドシートを使った方が床へのダメージも少なく長持ちすると思います。
ブライテン6.4の弱点
定員4人で使うとゆとりナシ
4人分のコットを置くと、ほぼほぼテント内が埋まってしまいます。

寝袋2つ、反対側に椅子2脚とテーブルを置くことができました。
ゆったりと使いたい、テントの中で寝る意外のこと(リラックスや調理)もやりたいと思う方は、1人から2人での使用がベストでしょう。
横幅100cmの大型寝袋を2つ並べてみました。やっぱり1〜2人がちょうど良い感じです。

とても重たい(約15.2kg)
総重量が約15.2kgあるので、車でのキャンプにしか使えません。

ポリコットン製の4人定員サイズのテントなので、重さは仕方ありませんが「おっとっと」となってしまうほどの重さがあります。
収納時の大きさもですが、重さを考えると、バイクや自転車に積んで移動するのは至難の技。車キャンプのときに使うのをオススメします!
雨に弱い(耐水圧)
ある程度の撥水性はありますが、かなりの量の水を吸い込んでしまいます。
公式も雨天時の使用は推奨していません!

水をかけてから数分後・・・弾いて地面に流れた分も多くありましたが、ポリコットン製のフライシートなので水を吸っています。
「雨に弱い」という弱点は、ポリコットンという素材の性質上避けて通れないものです。
ネイチャーハイクのブライテン6.4の弱点というよりも、ポリコットン製のテント特有の弱点と言えるでしょう。
ちなみに、フライシートのチャックも止水加工はされていません。ネーチャーハイクのブライテン6.4は、雨天時の使用は想定されていないと言えるでしょう。

付属品
収納時の大きさ
収納時の大きさは、直径26cm長さ70cm、重さ約15.2kgです。

付属品紹介
テント本体、ポール、ペグ20本、ポール・ペグ収納袋、グランドシート、ロープ6本(テントに付属)、バンド


ロープ6本は、テントに取り付けられた状態で付属しています。

ブライテン6.4の組み立て方
テントを広げる
テントを広げます。
どこを正面にするか、ここで決めておきましょう!
このときにテントの出入り口を閉めておくとその後の作業が簡単になります。

四角形になるように4箇所ペグダウン
四角形になるように、数字が付いているところをペグダウンしていきます。

アルミポールを組み立てる
ポールを組み立てます。

ポールを差し込み、テントを立てる
扉を開けてポールを差し込みます。
立ち上げた後に、扉を閉めて置くと今後の作業が簡単になります!

テントの左右、入り口をペグダウン
テントの左右、入り口の4箇所をペグダウンします。
これでテント自体は立ちました。残りも仕上げていきましょう!

テントの角にあるロップ8箇所を引っ張りペグダウン
8箇所のロップを引っ張りペグダウンします。

ネイチャーハイク・ブライテン6.4の完成です!

状況に応じて6箇所のロープを張る
状況に応じてロープも張ってください。

ペグダウン・ロープの場所まとめ
ペグダウンは赤い丸の14箇所です。

ロープを張る場所は青い丸の6箇所です。

テントについて詳しく!
上部通気口の利用
通気口はかなり大きく、キャンプ用薪ストーブの煙突が通らなくもない・・・ように思います。通気口部分と床の部分に防熱処理を施せば、使えないこともないかな〜と思いましたが、挑戦する場合は自己責任でお願いします。※モロケンも実証済ではありません※

出入り口の様子
フライシートのみを開けた時。

インナーテントも開けた時。

開けた扉はくるくる巻きにして、2箇所で留めることができます。しっかり留まるのでGood!

ランタンフックをかける輪っかはナシ
テントの中身はとってもシンプル!ランタンをかける輪っかなどもありません。
自前のランタンフックを用意したり、ランタンはテーブルに置く必要があります。

壁の窓からテント内の様子が見えにくい
壁の窓はフライシートとメッシュのため、中の様子がわかりにくくなっています。
右側の壁の窓をよ〜く見てみると、寝ているモロケンがいます!

総評:85点
全体的に粗末な造りだと感じる場所はなく、値段相応の部分、値段以上に健闘している部分がありました。
床の部分をPVC製である程度の強度と耐水性があるので、ポリコットンテント特有の扱い辛さも軽減されていると思います。とはいえ、雨を吸うととても重くなるので注意が必要です。素材上仕方ないですが、雨天で使えないということは、使える場面が限られるのでそこはマイナスポイントに感じました。
また約15.2kgの重いテントとは言えどもワンポールテントなので、さほど組み立ての難易度も高くなく初心者の方でも手順を把握していれば問題なく設営できるでしょう!
そして、何よりデザインがかわいい!フライシートはポリコットン製ですが、コットンの柔らかさが感じられて化繊のテントにはない趣を感じます。
ネイチャーハイク のブライテン6.4は「初めておしゃれなワンポールテントが欲しい!」「おこもり週末キャンプを楽しみたい」という方にとって、ぴったりなテントです!