日本一周を経験した旅人たちが語る「旅のリアル」について紹介します!
こんな経験は、このみさんだけ!?それとも「旅人あるある」?バイク女子一人旅って危なくない?仕事は?そんな疑問が解決するインタビュー記事です。
旅の本質は出会いだと語った彼女に、旅の出会いがもたらした変化と人生を変える運命的な出会いとは!?
「人と人のつながり」が注目されている今の時代だからこそ知りたい「繋がった縁から学びを得るための考え方」のヒントが詰まった、このみさんの日本一周論、スタート!
このみさんのプロフィール・SNS
お名前:このみさん
年齢:23歳
バイク:ZRX1200DAEG Kawasaki
日本一周の期間:2021年4月9日から10月6日(181日間)

ZRX1200DAEGを日本中つれて行きたい!日本一周のきっかけ
20歳の時に勤めていた教習所の環境に疑問を抱き退職を決意したタイミングで、バイクを色んな場所につれて行きたいという漠然とした思いを実行するのは今しかない!と思い日本一周を決意しました。それからもう1つ、旅の中での出会いを楽しむこと!これが私の旅です。
ちなみに、日本一周中に行ってみたかった場所にバイクと一緒に行くことができた時「本当よかったね〜!」とバイクに語りかけていたそう。単なる移動手段ではなく、人生のかけがえのない相棒としてバイクと共に旅をしている素敵なエピソードですね。

日本一周を通して伝えたいこと
私は自分の楽しいと思ったことや好きなことをシェアしたいタイプなので、バイクの楽しさも当然発信したくなりました。けどバイクに乗らない人からすると「バイクって危ないよね」って印象を持たれているのも事実・・・。
だからこそ、バイクって楽しいよ!バイクに乗ったらこんなことができるよ!っていうことを、私の日本一周を通して伝えることが出来たら良いな〜って思います。
Instagramで旅日記をまとめてます。見てね!
旅に出るまでのこと
日本一周や旅に関する情報収集
女性は男性に比べて身嗜みに関する物が多くなったり、洗濯ひとつをとっても気を使うことが多いと思います。
以前のインタビューで、ほりおかさんも情報収集はYouTubeのみで済ませたと教えて頂きました。
多くの旅人がわかりやすく情報を発信しているので、旅を考えている方はぜひYouTubeを活用してほしいと思います!
旅の予算・資金調達
旅の予算:100万円(181日間)
資金調達方法:配送業でガッツリ貯金
指導員を辞めてから運送業に転身したことで、旅の資金をガッツリ稼ぐことが出来ました!
日本一周なんて無理!と言われた時
けれども1人だけ、配送の職場の同僚に「バイクの整備も出来ない、運転の上手くないお前に日本一周なんて無理!」と言われました。
でもそういう風に言われて良い気分はしないので、その方とはこれっきりで連絡も取ってません!

ネガティブな言葉を真正面から受け取らない、近づけない、というのはとても大事なことですね。もっともな指摘の部分は自分のためにも受け取って、出来るか出来ないかは自分の責任で決めるべきです。
けれども日本一周って安全に対する意識が低いと、事故や怪我を招いてしまうのも事実です。僕自身「まあ大丈夫♪」という気持ちになって前々回の日本一周ではナイフで指を切って旅自体を中断する大怪我をしてしまいました。技術の問題もあるけど、大抵は意識の問題だと思います。
不安だったこと
でも旅に出て、1日目!大好きなバイクに沢山乗って凄く楽しくて、不安な気持ちもなくなりました!
このみさんにとって働くことはとても意味のあることだそうです。旅に出てからは不安な気持ちも無くなったそうですが、旅の途中で仕事と旅について様々な気づきがあったそうです。
実際、日本一周どうですか?
旅の生活(費用・食事・宿泊・入浴・洗濯・トラブル)

「旅のリアル」バッチリ聞かせて頂きましょう!
費用
食事
旅を始めた頃はウイダーinゼリーなどで簡単に済ましていたそう。さすがに力が出ないので、コンビニなどを利用するようになったそうです。
コンビニの他に沢山差し入れを頂いていたので、とても助かりました。その他に、元料理人の旅人と交流があったので、美味しい料理を沢山作って貰いました!
やぱ料理系旅人いると幸せが止まらない。 pic.twitter.com/kroDoM67n1
— このみ(23)🦖181日後に48キロになる女 (@knm116daeg) September 22, 2021
❶釣った深海魚で作った鍋
❷稚内で釣った魚で手作り寿司
❸格安ホタテを北海道で購入して、元料理人の旅人が作ってくれた料理
旅の途中、旅人仲間との出会いが食の思い出に繋がるとはとても素敵な経験ですね。人とのつながりを大切にする「人情旅」がテーマのこのみさんらしい思い出でした!
宿泊
主な宿泊場所
- キャンプ場(70%)
- 地元の友達の家(25%)
- 道の駅や公園(5%)
基本的にキャンプ場を利用しつつ、全国に散らばった地元のお友達の家に泊めてもらう事もあるそう。ごく稀に、バイクが壊れた場合にゲストハウスを利用したこともあるそうです。
今は道の駅や公園の利用も厳しくなっているので、色んな宿泊の選択肢がある事はよい事ですね!
入浴・洗濯
入浴:ほぼ毎日、銭湯を利用。北海道では2日に1度程度
洗濯:5日分の衣類をコインランドリーや友人宅を利用
モロケンもついつい入浴が疎かになってしまいがちですが、衛生面だけではなく清潔感を保つためにも、このみさんのようにちゃんと入浴の機会を設けようと改めて心に誓いました。
旅のトラブル
特に大きなトラブルはなかったそうですが、通報されたことが1度あるそうです。
バイク女子一人旅、安全面は?
でも男性の旅人で、知らない人がテントの中に入ってくるなどのトラブルに巻き込まれた人もいるみたいです。(ここでは言えないようなことが起こったそうです)男女関係なく、そういうのに巻き込まれてしまう可能性ってあると思うので、旅人は気を付けて欲しい!
実際、このみさんが危険な場面に遭遇することはなかったそうですが、旅人仲間の男性がトラブルに巻き込まれたことがあるそうです。
バイク女子の旅道具事情
安くて軽いキャンプ道具
安くて軽いキャンプツーリングの道具を選ぶ際、僕の動画を参考にしていると教えてくださる方が多いので本当に嬉しいです。僕自身、つい最近日本一周をしたので(モロケンの日本一周日記はコチラ)最新年度版のオススメキャンプ旅道具の紹介をしたいと思います。お楽しみに!
Goodな道具は◯◯!?
途中で買い足したキャンプ道具
モロケンは「キャンプ旅に椅子は不要」と昔から言い続けていましたが、ゆったり過ごす時間が長いのであればリラックスできる椅子はあると嬉しいだろうな、と感じました!
日本一周する旅人オススメの観光地
このみさんオススメ2選!
- 宮城:蔵王のお釜
- 熊本:阿蘇の雲海
どちらも圧巻の美しさだったそうですが、「日本にこんな場所があったんだ!」という驚きもあったそうです。
人情旅で学んだ「甘え方」と「素直な生き方」

1人でも大丈夫!が役に立たない一人旅
旅に出た頃は「1人でも楽しいからこそ人情旅にしよう」と意気込んでいたけど、甘え方が分からず、心配して自宅に招いてくださった方のお誘いを断ったりしてしまいました・・・。なんで素直に甘えることが出来ないのか悩んでました。
そんな時に、あるひとりの旅人との出会いがこのみさんの悩みを解決してくれます。企業の協力でマスクを販売しながら日本一周をしている、踊るさんとの出会いです。
2021.04.01
— 踊るさん@マスクの売上だけで日本一周 (@cb250r_b) March 31, 2021
cb250rで日本一周します!
企業様の協力によりカラーマスク300枚を手売りしながらその売上で生活します!
ダンスの路上パフォーマンスも検討中です
もし近辺の方いたらお話ししたいです!
マスク購入してくれたら嬉しい…😂#バイク乗りとして軽く自己紹介 #日本一周#cb250r pic.twitter.com/UakEeH0p0d
1人でなんでもできるからこそ、このみさんにとって、頼ったり甘えることはある意味で「怠けること」だったのかもしれません。
けれども、いろんな人からの応援を受け取り路上パフォーマンスとして還元している踊るさんの姿に、「甘え方」と「甘えた後に還元する方法」を見出したのではないのでしょうか?
受け取るだけではなく、受け取ったものを他の誰かに渡すという、当たり前のようで気付かない、人と人の温かい繋がりの連鎖を感じさせるお話ですね!
良いと思ったものを取り入れる
踊るさんとの出会いだけではなく、多くの出会いに溢れた人情旅の中でこのみさんは「あること」を決意します。

旅人と仕事の関係性
日本一周前に、働いていないこと、仕事がないことに不安を感じていたこのみさん。
それでも旅を楽しめたのは、「旅が終わってから何をしたいか?」というイメージが明確にあったからだそうです。
日本一周は就職活動!
ですが旅に出なかったら知り合えなかった縁なのに、勿体ないことをしたかもと後悔しています。だからこそ、もう少し柔軟に仕事の縁について考えても良かったと思います。
日本一周中に経営者の方と沢山知り合ったこのみさんは「日本一周が終わった後の仕事」について聞かれることも多かったそうです。
旅の途中の縁が人生観といった概念的なものだけではなく、次の仕事といったリアルな事柄にも繋がるというもはとても興味深く感じます!
未来の夫との運命的な出会い
旅の出会いを通して、甘え方や仕事など多くの事柄に対して新しい考えを持ったこのみさん。そんな中で、人生を大きく帰る運命的な出会いを果たしたそうです。
未来の夫である「彼」と出会ったのは、このみさんが日本一周の旅に出てすぐのことでした。
運命の出会いは、沖縄県。
もしかして、彼とは一目惚れとか・・・?
でも、沖縄で別れたあとも長崎や福岡で再会したり、怒涛の再会が続きました!その後、山口で「決定的な出来事」が起こって一気に好きになりました!

彼と旅の途中で何度も出会う中、山口県の古民家で宿泊した時、古民家の中に大量のフナムシがいて虫が苦手なこのみさんは困り果ててしまったそうです。そんな時に助けててくれた彼に、このみさんは恋心を抱いたそうです!
まさかフナムシが恋のきっかけになるとは・・・!
とはいえ、彼に気持ちを打ち明けることはなく京都で行動を共にしていた時、フナムシに続く胸キュンエピソードが爆誕します。宿泊の許可を取るために、彼が施設の管理者に「彼女と日本一周していて疲れてしまったようなので宿泊して良いですか?」と交渉なさったそう。
そこからまた、福井や北海道を一緒に巡ったそうです。
彼は一足先に日本一周を完結させたそうですが、岩手県で旅人仲間とワンコ蕎麦を楽しむ会に、噂の彼も合流!
彼と過ごした日本一周、後悔も・・・
日本一周の旅を終えて
今後の旅
今回の日本一周で、もっともっと日本一周を極めたいという気持ちが生まれたそうです。

夢の「その先」

旅の出会いを通じて、今までとは違った生き方のヒントや素敵なパートナーを見つけたこのみさん。
これから日常の生活に戻ってからも、旅の経験が生かされることを願っています!
旅に出たいと願うすべての人へ
旅を始めるベストな年齢

旅人論「旅の出会いを大切に!」
「日本一周の旅に出たい」と思った人なら、誰だって旅に出ることが出来ます!

旅の出会い、人情が大きなテーマとなっている彼女の旅は、価値観や生き方を出会いという視点から見つめ直す旅のようにも思えました。
暑い中、沢山のお話を聞かせて頂きました!本当にありがとうございました!
このみさんの出会いの旅、人生の旅が、どこまでも豊かに続くことを心から願っています。
