【語り】旅と人生

女子大生がキャンピングカーを作って「バンライフ日本一周」を実現したい!【Mei Miyamoto】

日本一周を経験している旅人たちが語る「旅のリアル」について紹介します!

今回紹介するのは分割しながら日本一周をしている
メイさん。
夢は中国や世界一周の旅すること!世界を目指す彼女が、なぜ「日本一周」に挑戦するのでしょうか・・・?
バンライフや旅を通して、SNSで活躍することを見据えつつ「やりたいことに挑戦する人生」に向けた道筋やマインドについて語って頂きました!

メイさんのプロフィール・SNS

お名前:メイさん

所属:女子大学4年生(中国語専攻)

日本一周の期間:大学在籍中5年間で分割日本一周

「大学生活とバンライフの両立をテーマに旅をしています!
メイさんのSNSです。
リアルタイムで彼女の旅の様子を応援することができます!要チェック!

日本一周する理由

高校生の時にアメリカ留学を経験し、日本のことを聞かれた時に答えることができませんでした。勉強もしましたが頭に入ってこなかったので、実際に自分の目で見て日本について知ろうと思ったのがきっかけです!
また、2022年の4月からは本格的なバンライフを開始予定!大学は休学せず、大学生活とバンライフの両立を目指します。

実際に経験してみたことで分かることや、見えてくるものがあるように、メイさんも日本一周の旅で「日本について」多くのことを知ることができたようです。

彼女が見た「日本」とはどんな国だったのでしょうか?彼女の旅や感じたことについて沢山語って頂きました!

日本一周に出るまでのこと

日本一周や旅に関する情報収集

初めて旅に出た時は特に何も調べていません!
バンライフを始めるようになって、道の駅の利用についてGoogleで検索しました。 

メイさんは現在、バンライフを本格的に開始するための準備のため、「バンライフ仕様のバンの作り方」について本格的に情報収集をなさっているそうです。

自身のYouTubeチャンネル・TikTokアカウント『女子大生、車に住む』を本格的に運用していくために、既にバンライフをしている「バンライファー」に積極的に会って話を聞いたり、SNSでバンの内装についての情報をチェックしたり、キャンピングカーのイベントに行ってみたりするなど、「バンライフ仕様のバンの作り方」や「バンライフの可能性」などを、本格的に情報収集をなさっているそうです。

何をするにも、目先だけではなく先の目標も見据えた行動をとっているという印象が残りました。

旅やバンライフを続けながら働くというライフスタイルを実現する、新しい世代が誕生する日も近いのではないのでしょうか?

旅の予算・資金調達

総額:計算していない為不明

次の旅:自己資金としてバン購入費用60万、バン改装・旅の費用・手数料を含め80万円をクラウドファンディングで調達予定

資金調達方法:アルバイト(ワクチン摂取会場アルバイト、オリンピック空港業務、動画編集)、保護者にプレゼンをおこない借入、クラウドファンディング

お父様に今後の説明などのプレゼンをおこない借用書も作り、75万円を借入たそうです!プレゼンの際はとても緊張したそうで、親子という関係に甘えず、ビジネスとして融資を得るような緊張感がこちらにも伝わってくるようなお話でした。

2021年12月12日までメイさんのクラウドファンディング実施中!!!!

メイさんのバンライフを応援するクラウドファンディングはこちら!

https://camp-fire.jp/projects/458042/preview?token=56zn3ll7

家族とメイさんの信頼関係

過去の分割日本一周では、ヒッチハイクや車中泊、バンライフなど様々な手段で旅をしているメイさん。

日本国内とはいえ若い女性の一人旅に対して、ご家族としては心配に感じる部分は大きかったようです。そこでメイさんは、強行突破ではなく「話し合い」をすることで、ご家族に納得して送り出してもらうことに成功します。

お母さんは私の事を止めたところで、ヒッチハイクの旅を諦めないと思っていました。安全に旅ができるようにGPSで位置情報を確認できるようにする、といった約束をして旅に出ました。お父さんは説得が難しそうだったので、事後報告しました!

また大学のお友達は、メイさん曰く「尊敬できる友達しかいません」とのこと。ヒッチハイクの旅を決意した時も、応援してくれるお友達ばかりだったそうです。

大学生活とバンライフの両立

メイさんと同じ大学生のほりおかさんは思い切って大学を休学し旅に出ることを決意しましたが、彼女は「大学生活とバンライフの両立」をテーマに旅をしています。

メイさんは、旅人やノマドだけではなく、色んな背景を持った人たちがバンライフを生活に取り入れることが出来るという考えを持っています。バンライフの自由な生活が、情報に溢れた都会での暮らしに癒しと自由をもたらしてくれるそうです。

10月に予定していた1ヶ月間のバンライフが11月の1ヶ月間にずれこんでしまった。
新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が続くと予想していましたが、緊急事態宣言が終わるため対面授業が11月中旬から再開します。
旅に出ている期間と対面授業の開始が被ってしまいますが、旅は将来のための行動なので思い切って授業は休んじゃいます!
大学のオンライン授業が始まる前に絶景と散歩を楽しみ、休憩時間はのどかな空気でリフレッシュ・・・そんなメイさんのバンライフは、とても魅力的ですね!

今後、部屋と変わらない機能的な要素を盛り込んだオリジナルのバンを作ることで、住居としての快適さと移動の簡単さ、いいとこ取りのバンライフを実現するそうです。バンライフに興味がある方は、要チェック!

実際、日本一周どうですか?

旅の生活(費用・食事・宿泊・職質)

費用

ヒッチハイクでの旅はほとんどお金を使わず過ごしました!

前回(1ヶ月間)の車中泊費用は

  • 車のレンタル代(保険込み):6万円
  • 食費:1日300円
  • ガソリン代:不明

だそうです。

食費を節約するために、パンとスープなど簡単に済ませてもいるそうです。

食事

ヒッチハイク旅をしていた時は出会った方達が食事をご馳走してくれたことが多くありました!バンライフの旅では、ホットサンドメーカーでランチパックや肉まんをサンドして食べています!

ご当地のものを食べると食費が嵩むのであまり食べないそうですが、普通の食事に一手間加えて、安さと美味しさを両立しながら旅を楽しんでいるとのこと。

宿泊

バンライフの主な宿泊場所

  • 道の駅(6割)
  • 無料駐車場(2割)
  • キャンプ場(1割)
  • その他(1割)

またヒッチハイクの旅ではカウチサーフィンという、自宅を宿泊先として提供する人と旅行者を繋げるサービスを利用していたそうです。

職質

静岡県で車中泊できるスポットを見つけるために、港付近を走行中職質を受けました。
確認が終われば問題なく解放されたので、問題になるほどの出来事ではありませんでした!

バンライフ女子大生のベストアイテム

持って行って良かったもの

使い切りの携帯トイレはとても重要だと思います。夜トイレに行く時など、車外から出辛いタイミングで携帯トイレがあると安心感が違います。

バンライフを楽しむ女性の多くが、持って行って良かったものとして「携帯トイレ」を紹介しています。

実際に使う予定がない方でも、万が一を想定して用意しておくと良いと思います。

必要なかったもの

お洒落をするためにミニスカートを持って行きました。結局、活動に適さないし防犯上良くないので、一度も着ていません。

日本一周する旅人オススメの都道府県

メイさんのオススメTop3!
  1. 徳島:ヒッチハイクをしながら当日に自宅に泊めてくれる人を探し、泊めてくれる人を見つけることが出来たそうです。ビジネスホテル代を頂いたこともあり、徳島の方のあたたかさが印象に残っているそうです。
  2. 熊本:阿蘇でヒッチハイクをして楽しかったそう。馬刺しが美味しかったそうです。
  3. 山梨:車中泊出来るスペースが多く、バンライフにぴったり。

ヒッチハイクの旅で、人との関わりのなかにある「優しさ」に触れることができたようです。やはり、人との触れ合いは旅の醍醐味ですね!

旅の中で気づいたこと

価値観の変化

  • 経験豊富な旅人の人生を知り、自分のやりたいことに素直に挑戦することの素晴らしさを感じた
  • 「とにかくやってみる!」ことで行動力が身についた
普通の学生生活では考えられない人達と旅の中で出会い、彼らの人生について話すことができました!年齢や性別関係なく「やりたいこと」をやっている姿に、感銘を受けました。

メイさんの中では、ヒッチハイクや車中泊、バンライフの旅、経験を積む度に「自分やりたいこと」が明確になっていく感触があるとのことです。長期的な目標達成のために、1つ1つ実績を作りながら進むことができているという実感を持ちながら日々の生活を送っているそうです。

家庭環境が子供に与える影響は大きい

私が夢を叶えるために挑戦できるのは、家族の経済的・精神的サポートがあったからだと思います。私の仲の良い友人も、みな似たような家庭環境で育った子が多いです。しかし反対に、物事に対する考え方がネガティブだったり、人を攻撃する癖がある子は、家庭の中で寂しい思いをしたり嫌な思いをしています。私は、この家庭環境の違いから生じる将来の可能性の差を、動画という面から何かできないかと、現在模索中です。

メイさんの思い切った挑戦は、家族のサポートが支えになっているようです。安定感のある家族の存在が支えになっていると気づくことこそが、旅を通しての学びなのかもしれませんね。

しかし・・・

日本一周に挑戦する若い旅人の中には、家族の理解を得ることが出来ない方もいるのではないのでしょうか?

実は、モロケンも旅に関しての家族の理解といった点では、恵まれた環境ではありませんでした。

父は警察官一筋、母は心配性なところがあったので、両親共々かなり保守的な価値観を持っています。初めて日本一周に出かける時は、父は何も語ることはありませんでしたが、母は「アンタには無理」と言い切るほどでした。結局、母の心配を振り切って出かけた形で日本一周をスタートさせます。

僕の人生観が大きく変わったのは「はやぶさ帰還」のニュースでした。
当時の僕は高校生でしたが、リーマンショック後で将来の日本に閉塞感がありました。そんな時、約60億キロを旅して地球に帰ってきた探査機はやぶさを知ったとき、僕の中で何かが大きく変わりました。「あれ?もしかして日本ってすごい!?」と日本という国のパワーを感じた瞬間でした。僕が小学校4年生の時に知らぬ間に打ちあがったはやぶさは7年間で60億キロの旅をし、地球に小惑星のサンプルという土産を持ち帰ってきた。その間の7年間一体僕は何をして生きてきただろうか?腐っている場合じゃない!と思った僕は、自分が挑戦したいと思うことに対して果敢に挑戦するようになりました。

どんな境遇の人でも一度心に芽生えた「旅がしたい!」という衝動、熱い思いは消えることない。

夢を叶えたいという気持ちは素敵だし、心の底から応援します。

今日本一周がしたい!と思ってこのブログを見ている君!

今の君からすると日本一周というのはとても高いハードルに見えるかもしれない。

けれども実際にやってみるとあれ?意外と簡単じゃん!と思うはず。

これが「成長」です。

「難しそう」「高いハードル」だと思っていたけど、実際にやってみると意外と小さなハードルだったと気付く。

人生でこんなステップを何度も何度も超えていくと、本当に本当にほんっっとうに高いハードルが出てきたときも「俺ならやれる挑戦してみよう」という気持ちになります。

これは根拠のない自信ではなく、自分の意思で自分の人生を決めてきた人間にだけ宿る正真正銘の自信です。   

次は君の番だ

日本一周で印象に残っているエピソード

アポなし宿探しのヒッチハイク旅

淡路島で一番やってみたかった民家に宿泊するヒッチハイク旅に挑戦しました!
道路で「今日泊めてください」という看板を持っていたが17時を過ぎても捕まらず途方に暮れていると、「大丈夫?」と声をかけられました。泊めてもらって焼きそばを作ってもらいましたが、その時の焼きそばの味は忘れられません!

ヒッチハイクの極意は「かわいい」?

どうすればヒッチハイクが成功するのか、実験してみたメイさん。

  1. ボロボロの服にノーメイク
  2. バッチリメイクにお洒落なワンピース

どちらの格好が、ヒッチハイクに成功しやすいのでしょうか?

ワンピースでヒッチハイクをすると、看板を持っていなくても止まってもらったことがありました!(笑)

僕は国内外問わずヒッチハイクの経験がありますが、最低限の身なりを整えておいた方が成功率は高いと感じます。ヨレヨレで小汚い見知らぬ人は、いくら旅人風でも怪しく見えると思います。

和歌山県にリベンジ

景色はとっても良かったです!しかし、和歌山で出会った人はなぜか怒っている?人が多く、私の中で和歌山県は「怒っている人が多い県」という印象になってしまいました(笑)本当は絶対そんなことないと思うので、その悪い印象を払拭する旅に出たいです!
分かります!その気持ち!旅中●●県でいいことがあれば●●県が好きになるし、嫌なことがあればイマイチになってしまう…旅人あるあるですよね(笑)ネガティブな気持ちだけで終わらせない!見習わなければならないと思いました!

地元の方は車中泊の旅人が珍しく、構えてしまったのかも知れません。

旅人にとって旅先は非日常なので浮かれてしまいがちですが、土地には長く暮らしている方の日常があります。また地域性として、知らない相手に対して警戒しがちな方が多い場所は各地にあるので、相手に配慮しつつ行動することが必要な場面はあるでしょう。

日本一周が終わった後の展望

これからの旅について

メイさんは「バンライフを通してキャリアを築く」という言葉を、インタビュー中に何度も使っていました。

けれどもバンライフに留まらず、彼女は世界を見据えた「今後の旅」を計画しているようです。

3年後にバックパックで世界一周します。

とても具体的な数字ですね!メイさんの挑戦は年々大きくなりそうです。

将来の働き方・旅と人生の両立

バンライフのプロジェクトを成功させキャリアにするので、大学卒業後も一般企業に就職する予定はありません。なので就活の時間を、バンライフに充てています。

メイさんの人生論

バンライフを通してメイさんが伝えたいことについても教えていただきます。

人が勇気を貰えるのは、人の姿からだと思います。自分が変化する様子を、旅や挑戦の動画として残こしたり、様々なバックグラウンドをもった人をドキュメンタリー動画として発信したりしていくことで、見てくれる人が感動したり、何かに向けて一歩踏み出すきっかけになればなと思います。
やりたいことに年齢も性別も関係ありません!素直に挑戦することで、道は自ずと開きます。
今はYouTubeやTikTokだけれども、いつかは女性で初めてエベレストの登頂に成功した、昭和女子大学OBの田部井淳子さんをテーマに映画を作りたいです。
人生の前半は自分のための挑戦の時間、後半はこれまでの経験を若い人に伝えたいと思います!

未来の旅人へ

変わりたい人は旅に出ましょう!私は旅をして色んな人の話を聞くうちに、「かっこいい大人」に対する概念が変わりました。「高層ビルに住むこと」自体がかっこいいのではなく、年齢を理由にすることなく「心から好きだと思うことをやっている大人」がっこいいと感じます。
メイさんのバンライフを応援するクラウドファンディングはこちら!

https://camp-fire.jp/projects/458042/preview?token=56zn3ll7

以上、メイさんの旅人論でした!
なんとなぁく「就職が嫌だから旅しちゃお!」ではなく、目標や夢を置いて行動している「リアルさ」が印象に残りました。

沢山の質問に答えて頂きました。本当にありがとうございました!メイさんの今後の活躍を、心から願っています。

ABOUT ME
モロケン@旅とキャンプのYouTuber
「公務員辞めて世界を旅してみたらこんな人生になった」でおなじみのモロケンです。自身の旅とキャンプの経験を元に、自己満足だけの発信ではなく、誰かに役に立つような情報の発信を心がけています。

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